ーうちのお店に来てくれたのは、
いとこのおばちゃんに聞いて?
T)そうです。和歌山に移住して2、3ヶ月の頃、母親のいとこにあたるおばさんが和歌山でものづくりするんだったらと、当時富田にあったMUYAさんのお店に連れて行ってくださったのが初めてです。
ー暮らしと生活ていう部分では、僕も2014年から独立してモノづくりを始めたけど、
最初の2,3年は全然ご飯食べれてなかったんやけど、その辺の不安はなかったんかな?
T)最初の方は、ものづくりだけでは生活出来なかったので不安もあったと思うのですが、とにかく作るのが楽しくて、先の事などはあまり考えていませんでした。
ただ、ある時北野武の「キッズ・リターン」を観て、主人公二人と同級生の漫才コンビの在り方を見た時に、
今自分が楽しくてやっている事をずっと続ける為に、与えられた事や今やるべき事を一つ一つきちんとやろうと思いました。今もそれは変わらないです。
ーわかります。よく見ると漫才の設定が高校の時やってたときと一緒なのよね。
全然ウケてないときと。
でも日々の積み重ねで少しずつ変化して、中身や質が変わって、
最後お客さんがいっぱいになるていう、、、
T)いやもう、まさにそれです。
ちょっと、観たくなったのでもう一回観ます。
ー神戸にいた時と現在(田舎に暮らしてみて)では製作したい(する)ものに変化はありましたか?
T)暮らしと向き合うのが移住のテーマだったので、製作するものも暮らしや日常に寄り添う事に重きを置いたものへ変化していったように思います。
ー結婚したのも大きい?
T)今まで自分がやってきた事を真っ直ぐ信じて仕事に挑む妻の姿を見ていると、 日々目の前の事ときちんと向き合おうという思いになります。
ーちょっと目頭熱くなるやつですね
T)すぐなります笑